
無料版のAIで短編ホラーゲームを作ってみた|『水の子』制作記録
今年の春、無料版のAntigravityやChatGPTを使って、初めてのゲーム制作に挑戦しました。
今回制作したのは、『水の子』という短編ホラーノベルゲームです。
細かい分岐や複雑なゲームシステムはなく、プレイ時間は約5分ほど。短時間で最後まで遊べる、シンプルなホラーゲームになっています。
「AIを使えば、プログラミング経験が少なくてもゲームを作れるのではないか」
そんな興味から始めた今回の制作でした。
制作期間は約2週間。まず自分でシナリオを作り、その後、文章の清書やゲームの実装にChatGPTやAntigravityを活用しました。
ゲーム制作は今回が初めてだったため、最初から順調だったわけではありません。そもそも何から始めればいいのか分からず、シナリオを書いた後に、それをどのようにゲームとして動かせばいいのかも手探りの状態でした。
また、使用していたAIは無料版だったため、利用できる回数や機能にも制限がありました。PCのスペック上の問題もあり、制作環境としては決して恵まれていたとは言えません。
それでも少しずつ修正を重ね、なんとかゲームとして完成させることができました。
今回の記事では、制作を通して感じたことや、無料版AIを使う際に苦労した点についても記録しておきたいと思います。
無料版AIを使ったゲーム制作で感じたこと
画像生成やチャットの利用上限が意外と大きな壁になった
今回の制作で特に悩まされたのが、無料版AIの利用上限でした。
ゲーム制作では、最初に一度コードを生成して終わりではありません。
「ここを修正したい」「画像が表示されない」「ボタンを押してもゲームが進まない」といった問題が次々に発生します。
そのたびにAIへ質問し、回答を確認し、コードを修正して動作を確認するという作業を繰り返す必要がありました。
しかし無料版では、画像生成やチャットの利用回数に制限があります。
ちょうど作業を進めたいタイミングで利用上限に達してしまい、その日は作業を中断せざるを得ないことが何度もありました。
ゲームの大まかな形は約2週間で完成しましたが、実際に公開できる状態になるまでには、さらに時間がかかりました。
AIを使っていても、すべてが自動で完成するわけではなかった
今回の制作で特に印象に残ったのは、AIを使えばすべてが簡単に解決するわけではないということです。
AIにコードを書いてもらえば、そのまま動くと思っていた時期もありました。
しかし実際には、ファイルの場所が違っていたり、必要なファイルが不足していたり、AIの回答そのものに勘違いや間違いが含まれていたりすることもありました。
今回も、ゲームを公開するためにサーバーへアップロードする段階で、ファイル構成や公開方法について調べながら作業する必要がありました。
また、途中でゲームの内容が当初考えていたものとは違う方向へ変わってしまい、データを復元して作り直すこともありました。
AIに任せれば完成するというよりも、AIを使いながら、自分で確認して方向を修正していく必要があると感じました。
一方で、プログラミングを専門的に学んでいない、少しかじっただけの私でも、実際にゲームという形にできたことは大きな発見でした。
「コードが分からないからゲームは作れない」と考えていましたが、AIを活用することで、少しずつ問題を解決しながら完成まで進めることができました。
『水の子』が完成するまで
今回制作した『水の子』は、短編のホラーノベルゲームです。
複雑なゲームシステムよりも、文章を読みながら少しずつ違和感が積み重なっていくような雰囲気を意識しました。
プレイ時間は約5分と短いため、気軽に最後まで遊べる作品になっています。
初めてのゲーム制作ということもあり、振り返ると改善できる部分はたくさんあります。
それでも、自分で考えたシナリオが実際に画面上で動き、ひとつのゲームとして公開できたことは、今回の制作で一番大きな成果だったと思います。
完成したゲームを実際にサーバーへアップロードし、ブラウザから遊べるようになったときは、特に達成感がありました。
次に向けて
今回、無料版のAIを使ってゲームを完成させたことで、次は有料版AIとの比較もしてみたいと考えるようになりました。
無料版では利用上限に悩まされましたが、有料版を使用した場合、同じ制作期間でどの程度ゲームのクオリティを上げられるのか気になります。
例えば、
- 同じ制作期間でどれだけ完成度を高められるのか
- より長く、読み応えのあるストーリーを作れるのか
- 画像生成の回数制限によって制作速度はどれくらい変わるのか
- コードの生成や修正はどこまでスムーズになるのか
- 無料版と比べて制作時間をどれだけ短縮できるのか
といった点を、実際に次のゲームを制作しながら比較してみたいと思っています。
単に「有料版の方が性能が高い」という情報をまとめるのではなく、実際にゲームを1本作ったときに何が変わるのかを、自分の制作記録として検証していく予定です。
今後はゲームの制作過程や、AIを使って感じたことについてもブログで記録していきたいと思います。
ゆくゆくはUnityなどにも挑戦し、キャラクターを動かしたり、よりゲームらしい演出を取り入れたりすることも目標です。
まずは、今回の『水の子』を完成させた経験を次の作品に活かしていきたいと思います。
『水の子』をプレイする
今回制作した短編ホラーノベルゲーム『水の子』は、こちらからプレイできます。
プレイ時間は約5分です。
短い作品なので、少し時間があるときに遊んでいただけたら嬉しいです。
そして、もしプレイしていただけた場合は、「ここが怖かった」「この演出が良かった」「ここはもっとこうした方がいい」など、どんな感想でも聞かせてもらえると嬉しいです。
初めて制作したゲームなので、いただいた感想を今後の作品づくりにも活かしていきたいと思っています。

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