「『水の子』ができるまで —— ぼんやりした違和感から短編ホラーになるまで」

ゲーム制作のストーリー案として初めて書いた作品の制作工程になります。本文は別サイトに掲載しています。 AIでやってみた

最近、短編ホラー『水の子』を書いた。
この記事では、その制作過程を軽く振り返ってみようと思う。

内容の詳細については別の記事に全文を掲載しているので、ここではあまり触れず、どんな作品なのかと、どんな流れで形になったのかだけをまとめていく。

『水の子』は、ペットロスをきっかけに、日常の中にじわじわと入り込んでくる違和感を描いた短編ホラーだ。
ジャンルとしては、いわゆる「じわじわ系」「生活侵食型」のホラーに近いと思う。

最初のきっかけは、「部屋の中のものが少しずつずれている」という違和感だった。
大きな異変ではなく、「気のせいかもしれない」と思える程度のズレ。それが積み重なっていくことで、不安が現実に変わっていくような話にしたいと思った。

そこに「亡くなった飼い猫」という要素を組み合わせることで、怖さと同時に、少しだけ感情の寄りどころのようなものを持たせた。
最初はどちらかというとハートフルな方向にも転びそうなアイデアだったが、書いていくうちに、少しずつ“別の何か”へと変化していった。

また、水というモチーフはかなり早い段階で決まっていた。
違和感を視覚的・触覚的に表現しやすく、なおかつ意味を固定しすぎない要素として、作品全体を通して軸になっている。

構成としては、大きな出来事を起こすというよりも、違和感を積み重ねていき、ある一点で一気に「現実がずれる」ような感覚を狙った。
その後は説明しすぎないことを意識して、読者に解釈を委ねる形で締めている。

書いている最中は、正直なところ、体調や気分があまり安定していない時期でもあった。
ただ、そのぼんやりした不安や集中しきれない感覚が、逆に作品の空気感には合っていた気もする。

完成してみると、自分の中でも「こういう方向のホラーが書きたいんだな」というのが、少し見えた気がした。

短い作品ではあるけれど、読んだあとに少しだけ何かが残るような、そんな話になっていれば嬉しい。

「水の子」             飼い猫が亡くなって、ちょうど一か月が経った頃のことだった。 それまで感じたことのない違和感を覚えるようになったのは、部屋の中の何かが、ほんの少しずつずれていることに気|アングラちゃん

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